窓を開けて~ただいまお休み中zzz.....

nanako3838.exblog.jp
ブログトップ

池袋で演劇を~華のん企画プロデュース『ワーニャ伯父さん』

池袋で演劇というと、シアターグリーンとサンシャイン劇場、あるいは東京芸術劇場くらしか思い浮かばなかったのですが、昨年の秋にあうるすぽっとなる新しいスペースができていました。うれしいお誘いをいただき、先週の日曜日に初めてうかがいました。
f0095618_9362121.jpg

    あうる=Owl ふくろう君でした。エレベーター前のマットにも、ほらこの通り。
f0095618_9404389.jpg

終演後、ガラス越しに撮影したため、ワーニャ伯父さんの左下に怪しい影がが映り込んでいました。(笑)






名前だけはもうずいぶん前から存じ上げていた伯父さん(笑)です。勝手に動物好きの伯父さんをイメージしていたのですが・・・・。(笑)

             <STORY>(上演プログラムより)※キャスト名は加筆
舞台は19世紀末、広大な森林に囲まれたロシアの片田舎。ワーニャ(木場勝己)は亡き妹の娘ソーニャ(伊沢磨紀)と懸命に土地を守り、ソーニャの父である老教授(柴田義之)に仕送りしながら慎ましく暮れしていた。そんなワーニャ経ちのもとへ教授が若く美しい後妻エレーナ(松本紀保)を伴って帰郷する。ワーニャはエレーナへ恋心を燃やす一方、教授の自分勝手で怠惰な生活ぶりに失望。教授の才能や功績を信じ、人生の大半を教授のために費やしてきたワーニャは怒りを覚え始める。
一方ソーニャは屋敷に出入りする医師、アーストロフ(小須田康人)への想いをエレーナに相談することに。教授夫婦の帰郷は、ワーニャ達の静かだった生活に徐々に波風をたてていく・・・。


演出は山崎清介氏です。私にとってこの方は、ポンキッキの山ちゃんなのです。まだ息子が小さかった頃一緒に見ていて、相方のナオちゃんとの息もぴったりで大好きでした。当時はEDメタリックシアターという劇団の役者さんでした。舞台は一度だけ拝見しましたが、その後劇団は解散。山ちゃんが子供のためのシェークスピアシリーズの演出として活躍されていることは耳にしつつも、一度も足を運んだことはなく・・・・・。というわけで、なんと言いましょうか、昔好きだった彼に再会するみたいなドキドキ感も一緒に観劇させていただきました。(笑)

チェーホフと聞いただけで勝手に前時代的な舞台を想像し、翻訳劇にありがちな気恥ずかしさや違和感は避けられないかも知れないとこれまた勝手に覚悟して臨んだ舞台ですが、果たしてそんな心配は木場さんのワーニャ伯父さんが第一声を発したところでもう跡形もなく消え去り、19世紀末のロシアの片田舎の伯父さんの物語は21世紀初頭の日本の東京の物語に溶け込んでいきました。わたし自身が年を重ねてきたからこのように感じたのでしょうか?小田島雄志さんがチェーホフの英訳版を翻訳されたものを山ちゃんが台本に創り上げた台詞は自然体でありながら、重いテーマをのその重さをしっかり抱え込んで観る者の心に思いを伝えてきて秀逸でした。木場さんの声がまたよくて!

コスちゃんのアーストロフも冷酷になろうとしてもなりきれない、感情を出すまいとしてもこぼれ落ちてくるものを押さえきれない苦悩を静かに表現していて、素敵でした。ふふふ・・・・・・!!
あの暗い目がたまりません。初めて観た時は(『ビー・ヒア・ナウ』でした)好きになれなかったのに、いつの間に・・・・!(笑)

7月の子供のためのシェイクスピア『マクベス』には是非とも足を運びたいと思います。
[PR]
by nanako_konana | 2009-02-22 20:18 | 舞台