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「サッド・ムービー」(韓国映画)

        東京厚生年金会館に入ったのは15年ぶりくらいでしょうか?
            「サッド・ムービー」の試写会に行ってきました。
「サッド・ムービー」(韓国映画)_f0095618_2240342.jpg

8月にバンコクを訪れたとき、スカイトレイン(BTS)のホームに、この映画のポスターが貼られていて、Sad Movieというベタなタイトルと、泣き顔にちょっと驚いた思い出があります。
そんな「サッド・ムービー」が日本でも公開されることになり、気になっていたので応募してみたら、久しぶりに当たりました。
厚生年金会館は2000人以上のキャパがある大きなホールなので、当選確率は高かったのでしょうね。

4組の男女の別れのエピソードがからまりあうストーリーで、その軸になるのは、チョン・ウソン扮する消防士と、イム・スジョンのテレビニュースの手話通訳者です。
チョン・ウソンが途中かなり不細工に見えるくらい(ファンの方、ごめんなさいね)素直な表情を見せているところは好感が持てました。
イム・スジョンの妹役はシン・ミナで、イ・ギウ演じる絵描きさんに恋心を抱いています。
遊園地の着ぐるみのキャラクター(白雪姫のパロディー?)の彼女と一緒にいる七人のこびとたちが、みんな小憎たらしい表情の人形で、とても愛嬌があり、彼らが出てくるとホッとするくらいいい味出してました。
着ぐるみを脱いで顔を出してもいい味で、「グエムル」でガンちゃんの売店から注文したお客さんで、怪物の出現に驚いていた人をこびとの中に発見しました。
最近こういう瞬間が妙にうれしくてたまりません。調べてみたらイ・ドンヨンという役者さんでした。
また、チャ・テヒョン演じる別れの代行人が訪問した先の暴力的な赤いジャージの男性が印象的だったので調べてみたら、アン・ギルガンという役者さんで、リュ・スンワン監督の作品の常連の方でした。

さて、気になる感想ですが、
ところどころとてもいい感じで、役者さんたちも好演されているのですが、ベタはベタなりに
もう少し納得できる展開にして納めてほしかったと思いました。
涙が上がってくる感覚はいくつかのポイントであったものの流れ出るまでには至らず、でした。
さわやかに泣けたら気持ちいいのに、これも残念でした。

いろいろな意味で「惜しい!」作品だったなぁという思いを胸に、厚生年金会館を後にした夜でした。
by nanako_konana | 2006-10-20 23:28 | 映画