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演劇熱戦2!その1「不器用な人たち」(作・演出 チャン・ジン)

極寒のソウルから戻って早2週間が経ちました。
昨日春一番が吹いてしまったので、さすがにそろそろ今回の旅のイベントだった「大学路で演劇熱戦の舞台を観ること」のまとめをし、旅レポを仕上げていきたいと思います。
鍾路で映画2本を鑑賞した後に、地下鉄1号線から4号線に乗り継ぎ、惠化駅に降り立つと、願いがかなった喜びと共に果たして言葉がわからないのに舞台が楽しめるのかという不安も感じられ、にわかにドキドキしてきました。
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ドキドキしていたせいか、地下鉄通路のポスターを見てうれしさのあまり撮った写真は、ごらんの通り見事なピンぼけ!
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        東崇アートセンター前ではためく、演劇熱戦2の旗です。

チャン・ジン監督の舞台を観られる日が来るとは、本当に夢のようでした。昨年の秋にシネマート塾でお話を伺い、監督は舞台をこよなく愛する演劇人であることを実感させられ、いつの日か舞台を観てみたいと思ったことが、思いも掛けず実現しようとしているのです。
東崇アートセンターの小ホールは5階にあり、エレベーターから降りると、開場にはまだ間がありましたが、たくさんのお客さんがすでに集まっていました。
それも下は10歳から上は70代とおぼしきシルバー世代のご夫婦まで、実にさまざまな年齢層の人たちが、みんな楽しげに談笑しながら待っているのです。それを見ただけで、とても幸せな気持ちになり、期待が盛り上がってきました。本当にいい雰囲気でした。
チケットは全席自由席。ところがみなさん思い思いの所に陣取っていて、会場入りに当たってはまさかドッと流れ込むわけでもあるまいにとキョロキョロまわりを見回しているうちに、劇場のドアが開きました。スタッフがなにやらさっぱりわからないアナウンスをしたと思ったら、お客さんが入り始めました。どうやら「○番まで」と言っているようだと気づきあわててチケットを持って行きスタッフさんに見せると、なぜか私たちは「55」「56」とチケットに書いてもらうことになり、その後すぐに入場できてしまいました。あれはどういうシステムだったのでしょう?
会場は下北沢のザ・スズナリを一回り大きくした位の感じの規模で、座席は背もたれがあるベンチスタイルで、前方中央エリアはすでに埋まっていましたが、入ってすぐの2列目の上手側にはまだ空きがあったので、うまくそこに座ることができました。舞台には幕がないので、もう手に取るように舞台がそこに迫ってきています。これなら役者の表情はもちろんのこと、息づかいまで感じられそう。言葉がわからなくても、なんとかいけるかな!そんな希望の光がさしこんできました。
なんてラッキー!!



舞台は25歳の中学校の英語教師、ユ・ファイの暮らすアパートの一室です。
下手側に玄関があり、壁際にキッチン。中央にはソファ、上手側にはベッドと洗面所のドア。舞台正面は窓になっています。
ファイが疲れ切って帰宅したところからお芝居は始まり、その後部屋に泥棒が押し入り・・・・・・・。
テンポのいい言葉の応酬が続き、韓国のお客さんったちはそれを聞いてどっとわくのですが、私の場合言葉の理解は5%未満くらい。それでも、動きがあるのと、舞台装置が具体的であることに救われ、芝居の流れに身を任せてなんとかかんとか一緒に楽しむことができました。
ひときわ大きな声で笑うおきゃくさんの男の子の声が、楽しさをよりアップさせてくれたりと、居心地満点の環境でもありました。ただしベンチは思いの外固くて、2時間以上の公演だったらきっとおしりが痛くなっていたことでしょう。(笑)
この回のキャストは、ファイ役がキム・ジソン。舞台で活躍している女優さんだそうで、表現力抜群でとても魅力的でした。泥棒のトッペ役がキム・ウォネ。キム・ウォネはなんと本公演でファイ以外のすべての役をやっているそうです。全然知らない役者さんでしたが、主にミュージカルで活躍しあのNANTAにも出ていたと後で知りました。なんと旅友Mさんは、NANTAの東京公演で彼にすでに出会っていたことを帰国後確認したということで、なんとも不思議なご縁があったものだと感動がまた大きくなりました。
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会場で手に入れることができた、チャン・ジン戯曲集です。もちろん本作品も収録されています。思い出しながら、辞書を引き引き復習してみたいと思いつつ、忙しさにかまけてまだ最初の1ページしか読めていません。というかその前に基本的なことを勉強しないとしょうがないですね!
思っていたより舞台を楽しめたのは、戯曲自体の完成度の高さと、役者さんの実力があったからこそ。それに韓国のお客さんさんたちの素直な反応にも大いに助けられました。
でも、やっぱり言葉の壁は厚くて高いということもよ~くわかったので、重い重い腰を上げて、韓国語の勉強を始めようと今までで一番強く考えるようになりました。
4月から、ラジオ講座を毎日聞くことを頑張ってみようかと密かに決意中です。
ここに書いてしまったので、もう後には引けませんね!!
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by nanako_konana | 2008-02-24 22:19 | 舞台