大学路での感激の観劇から3週間。東京でもすばらしい舞台に出会いました。
2005年の初演時から話題になり、その年の演劇の賞を総なめにした舞台の再演です。
初演は見逃してしまったので、再演のお知らせが二兎社から届いたときはとてもうれしくて、早速チケットの予約をして楽しみに待っていました。
あと2時間で卒業式が始まるという、とある都立高校の保健室から物語はスタートします。
私が観た回は、描かれている状況に身を置いていたり、よく知っているというお客さんが多かったようで、ばかばかしいとしか言いようのない登場人物の応酬や、苦悩する姿に、ストレートに反応して、笑いが起こったかと思うと、一瞬のうちに重苦しい空気に包まれたりしました。
近藤芳正演じる日本史担当の不起立を決意した中年教師に、笑いながら気がついたら涙が流れていました。東京サンシャインボーイズの舞台でもとてもいい味を出していた役者ですが、年を重ねて出てきた奥行きと陰影が、文句なしにすばらしかったです。
教育とか学校には興味がないという人にこそ、実は観て欲しい舞台です。
3月23日でまで新宿の紀伊國屋ホールで上演され、その後地方公演が続きます。
「みんな、観に行ってちょ~!!」と強く強くオススメさせていただきますね!!
詳しくはコチラをどうぞ!
あぁ~、やっぱり生の舞台はいいですね。