「泥棒話」を追いかけてやってきた大邱ですが、「せっかく来たのだから観光もしよう!」、はりきって宿を出発!大邱の地下鉄は、トークン(1100W均一料金)が切符代わりです。
目指すは300年の歴史を持つ、韓国内で最大の漢方薬市場である「薬令市」です。半月堂駅から徒歩3分、ということで行けばすぐわかるだろうとたかをくくっていたら、どの出口から出るのかなど表示一切なし!
私たち二人の他にも途方に暮れている欧米人らしい男性を見かけました。市内随一の観光スポット(らしい?!)なので、ぜひとも分かりやすい行き先表示をお願いしたいところです。地上に出ても矢印などの表示はなく、そこかしこに漂っている漢方薬の香りをクンクンと鼻でキャッチしながら勘を頼りに歩き、薬令市にたどりつきました。
たどりついたのはこの門ではありません。あとでここを発見したのですが、絵的にはとてもいいので上げておきます。(笑)
ひっそりと静かな薬令門でありました。
ラッキーなことに、「大邱薬令市祝祭」が行われていました。年に1回開催される、薬令市最大の漢方薬の祭典なのだそうです。
薬令市の歴史の写真パネル展示コーナーです。
このとき午前10時半くらいでしたが、人出はまだまだ・・・・。
巨大な薬罐と薬の袋のオブジェがありました。
巨大ケーキ!誰かがつまみ食いしてしまったのでしょうか?
裏手に薬草園がありました。
ここでさきほど駅で途方に暮れていた旅行者の彼を発見。ぶじに来られてよかったね!
芍薬の花はその名の通り薬だと、初めて知りました。
展示館もありました。写真撮影はNGだと日本語が上手なお兄さんに言われてカメラをバッグの中へ。ところがその後また近づいてきたお兄さんが言うことにゃ、「こっそり撮るならいいです」。(はぁ・・・・・?!)
でももちろん、私たちは規則を守りました。動物の剥製がかなり不気味な、不思議な展示館。撮るべきものもなかったような。(爆)
お昼近くなると食べ物の屋台がオープンし出して、だんだんにぎやかになってきた薬令市。
お母さんに連れられて来ていた子どもの「面白くなぁい!」という大きな声が聞こえてきました。(笑)私たちはとある目的のために小さな紙コップをゲットすべく五味茶を試飲し、ぶじにブツをゲットして薬令市を後にしました。
さて、この日の夕方「泥棒話」の千秋楽の舞台がはねた後、思いもかけない、まさかの大邱観光ツアーに参加することになろうとは、一体誰が予想できたでありましょうか!?(次回に続く)